今日はバイトの日。
行く前に“おはよう”、休憩時にトミー話。
バイトが終わった後にまた、メール。

私「終わったぁ〜 ふぅ・・」
T「おつかれー 俺パーマかけたー」
私「はっ?ストレート??」
T「いんや ツイスト」
私「なんま見たい!!」

Tがツ、ツイスト・・・。
絶対笑っちゃいそうで、一人で、街中で笑ってしまった。


その後は、部室で授業まで時間を潰した。
音楽ガンガンかけて(イヤホンつけて)、横になった。
そのまま眠ってしまった。
最初は意識あったけど・・・。
遠くからTの声が聞こえて、幸せな気分になった事は覚えてる。
夢だと思っていたけど、あれは多分、現実の声だったんだね。

急に携帯(のバイブ)が鳴って、それで飛び起きた。
授業が既に始まっている時刻。
なまら焦った。

その時、近くに友達とTがいて、一瞬だけ、見た。
私「うわっとぉ!」
T「何だよ」
私「短くなってる・・」

・・いや、問題は髪の長さじゃなくて、パーマなんだけどさ。

その後、授業中。
T「どうだった?」
私「若いっ!」
T「(笑)かわいいしょ」
私「かわいさアップしてたね」
T「やりぃ♪」
私「かわゆい組決定だね☆」
T「さらに惚れた?(笑)」
私「バカ!」
T「ちがうならいいや」
私「惚れ直したよ☆ かわいかったもん」
T「よかったよかった」

そして、稽古。
ダンス終了後、ご飯休憩だったので、私はさっさとはける事にした。

私「お先に失礼しまっす!」
T「おつかれい☆」
私「今部室で一人なのよ♪←誘ってるなぁ・・これは」

そうです。
私は部室でTとね、会いたかったの。
しばらくして、Tが来た。

「今日だけだぞ」って言って隣に座った。

他愛も無いことを話して、それで充分・・なハズだった。

私「休憩何時まで?」
T「30分までとかかな。でもそろそろ行くよ」
私「そか・・」
T[なした?」
私「・・いや、バイトでさ・・ちょっと失敗してさ・・なーんかね、がんばんないとね!稼がなきゃ!」
T「がんばれよ」
私「うん!」

・・・で、えと、えーっと・・



    キス した・・・



きゃー!
って今更何照れてんだよ!って・・
でもでも!
・・Tのね、唇見てる目がね、えと、やらしくて、ね・・・

でも嬉しくて・・


もっとずっとキスしていたかった。
えへ。欲張り!

私「待って!・・あの、ぎゅってして・・」

ホントに“ぎゅう”ってしてくれた。
嬉しかった。

その後・メール
私「ありがとね☆胃痛に負けるなっ!!」
T「おうよ」

T「2回目はどうだった?」
私「Tの目好き☆って思った やらしいんだもん(笑)」

それから、部室に来た1年の子と、2年の先輩とでずっと話していた。
タウン情報誌に載っていたラブホ話で大盛り上がり!!(笑)

ラブホ!!マジで行ってみたくなった!!
いや。Tと、とかではなくて、“見学ツアー”?

あと、その3人でマジ話。
もちろん、恋愛話。

帰りに皆して、このまま飲みに行きたい気分だよねー、なんて話して。
楽しかった。真剣な話が出来て。

T「ちゃんと帰れたか?エロ目好き(笑)」
私「あの後××、××さんと話してたのよ。今帰宅途中なの  なんか今日ほんとごめんね 来てもらっちゃって」
T「どうしたんだよ 急に」
私「わがまま言ってしまったなぁと思って・・うちが二人でいたかったからさ」
T「そんなことないよん」
私「なら良かった ほっ・・」
T「気にすんなよ」
私「うん ちゃんとガマンするから!今日からはっ!!」
T「あいつらとはどんな話したんだ?」
私「××の彼女の話」
T「なまらかわいいよね!」
私「らしいね〜 学祭の時見損ねたのっ!」

で、その“彼女話”。

T「あ〜 休みたい」
私「明日はゆっくり休めるんでない?明日も多忙人?」
T「まあな」
私「そっか・・息抜きしたくなるよね」
T「週末は・・向こうの相手もあるから・・」
私「そか いちゃついてこい!」
T「ん」

T「お前はこんな辛いのに耐えられるの?」
私「耐えるもん」
T「俺も経験あるから・・辛いだろ」
私「辛くなんてない!」
T「そか」
私「そ♪だから彼女と楽しく過ごしてきてね」
T「わかった」
私「よし!」
T「すまんな」
私「いいってば!謝るのは私だしさ。とにかく!この話やめ!」

私「ね 土日メールしたら厳しい?」
T「明日の昼からはだいじょうぶ」
私「分かった♪」
T「今日泊まりなんだ」
私「そか!じゃまた明日ねー!にやり」

あ〜・・そっか・・・
彼女・・そうだよね・・



苦しい


って気持ちに初めて向かい合った。

自分がこんなに独占欲が強くて、わがままで、もろいって事を認識した。

でも、まだ足りない。

こんなんでへこたれるワケにはいかない。
そんな甘っちょろい覚悟なワケないじゃない。

彼女と会ってようが、泊まりだろうが、
私はTを好きで、それは今や不動の事実なんだから。
でも、悔しいから
いつもより早く眠りに就いた。

Tとメールで話したいなんて思わないように。

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